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LPICレベル2がバージョン4.5へ

2017年2月13日から、201/202試験の新バージョン4.5が受験可能になりました。旧試験(バージョン4.0)は今年8月12日まで受験可能です。出題範囲の詳細と、バージョン4.0と4.5の差分情報は、LPI Japanのサイトで見ることができます。

LPIC-2 出題範囲

主な変更点は次のとおりです。

  • SysVinitに加えsystemdを追加
  • ブートローダーliloを削除
  • ファイルシステムにBtrfsを追加
  • メールのフィルタリングがprocmailからSieveへ
  • Sambaは4.x対応に
  • Apacheは2.4対応に
  • UEFI、NVMe、DKMS、IPv6、DANE、SSSDといった知識の追加

旧試験範囲だけの勉強でも合格できなくはなさそうですが、新試験で受験する方は、出題範囲をしっかりと確認しておきましょう。

【レビュー】『入門者のLinux』

レビュー
まったくのLinux(Unix)初心者をターゲットとしたLinux入門書がBLUE BACKSから登場。以前から新書サイズのLinux入門書があればいいのになあ、と思っていたので、ワクワクしながら購入。

これまでコマンドなんてまったく縁もなかったような初心者が対象ということで、とても丁寧に書かれています。とりわけ、初心者が疑問に感じそうなポイントがことごとくQ&Aで取り上げられているのに感心。本書に沿ってコマンドを実際に入力しながら読み進めることで、着実にLinuxのコマンド操作になじむことができるはずです。たんなるコマンドの使い方にとどまらず、なぜこういった機能が必要なのか、なぜこのやり方がよいのか、といった、Unix系OSの基礎的な素養が身につけられます。シェルコマンドやAWKを使ったワンライナー、シェルスクリプトの基礎まで紹介しています。

コマンドの実行環境に想定しているのはUbuntu 16.04とRaspbian。セレクションとしてはよいのですが、その環境を用意するのが初心者にとっては難しいかも。仮想環境やデュアルブートも紹介されているものの、インストールの紹介はちょっとあっさりしすぎている印象を受けました(Webで調べればよいという割り切りでしょう)。

学校や仕事でLinuxを使うことになった、というときに、本書をざっと読んでおくと役に立つはずです。

こんな人におすすめ
・これからLinuxを操作することになった
・難しくないLinux入門書がほしい
・手軽に持ち運べるLinuxの入門書がほしい

入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ (ブルーバックス)
奈佐原 顕郎 講談社 売り上げランキング: 15,428

Bash on Ubuntu on Windows本が出ました

秀和システムより『ちょっとだけLinuxにさわってみたい人のための Bash on Ubuntu on Windows入門』が発売されました。WindowsでLinuxコマンドが使えるようになる、Windows 10の新機能「Bash on Ubuntu on Windows」(WSL)を使って、Linuxコマンドを基礎から勉強しつつ、応用がききそうなシェルスクリプトなどを勉強します。Webサーバーを動かしたり、X Window Systemを導入したりといった、ちょっとチャレンジングなことも取り上げています。

なお、Bash on Ubuntu on Windowsブログも毎日更新していますので、こちらもどうぞよろしく。LinuxコマンドのTipsとしても役立ちます。

ちょっとだけLinuxにさわってみたい人のための Bash on Ubuntu on Windows入門
中島能和 秀和システム 売り上げランキング: 328,532

Linuxコマンドの使い方一覧(CentOS 7版)を掲載しました

代表的なコマンドの実行例をまとめた「Linuxコマンドの使い方 - Linux command usage -」のCentOS 7版を公開しました。基礎コマンドを理解しているかチェックしたいとき、コマンドの使い方をど忘れしてしまったときなどにお役立てください。

【レビュー】『改訂新版 プロのためのLinuxシステム構築・運用技術』

Linuxエンジニアなら是が非でも読んでおきたい『プロのためのLinuxシステム構築・運用技術』がついに改訂されました。旧版が出たのが6年前、Red Hat Enterprise Linux 5を対象としていましたが、新版はRed Hat Enterprise Linux 7ベースとなり、それに合わせて内容がアップデートされています。

レビュー
「プロのための」とタイトルにあるとおり、仕事でLinuxサーバーを扱う人向けに、Linuxの構築・運用技術を幅広く、かつ丁寧に解説した本。

本書の素晴らしいところは、単なる構築・運用のHow Toではなく、Linuxそのものを深く理解できる内容になっているところです。前書きにある次の一文が本書の魅力を存分に示しています。

プロのLinuxエンジニアとして学ぶべき内容が高密度に(しかもわかりやすく!)凝縮されています

これはまったく誇張ではありません。高度な内容をわかりやすく伝えるのはとても難しいものですが(私も執筆者の端くれなので分かります)、本当にわかりやすく書かれていることに驚きます。本書に書かれている内容は、たしかにWebで検索すれば見つかるかもしれません。しかし、これだけの内容を、Webの情報だけで勉強しようとすると、膨大な時間がかかってしまいます。おそらく本書を一読する10倍の時間をかけても足りないでしょう。そう考えると、本書の価格は驚異的に優れたコストパフォーマンスといえます。

本書の内容は、業務システムとしてのLinuxサーバー構築、システム監視、バックアップ、セキュリティ管理、SANストレージ管理、LVM、シンプロビジョニング、ネットワーク設定、NIC二重化、高度なネットワーク設定、プロセス管理、メモリー管理、ファイルシステム管理、カーネルダンプの取得、パフォーマンスの問題判別など、多岐にわたります。類書では見られないような部分への言及もあり、ある程度の経験がある人にとっても読み応えがあると思います。

こんな人におすすめ
・業務でLinuxサーバーを扱っている/扱うことになった
・効率的に中級程度のLinux知識を学習したい
・実務的・実践的なLinuxの知識を取得したい

[改訂新版]プロのためのLinuxシステム構築・運用技術 (Software Design plus)
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